MSExchange.orgでExchange Server 2013のメールフローについて解説されています。(英語)
- Exchange 2013 Mail Flow (Part 1) :: Planning & Architecture :: Exchange 2013 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org
- Exchange 2013 Mail Flow (Part 2) :: Planning & Architecture :: Exchange 2013 Articles :: Articles & Tutorials :: MSExchange.org
以下要点です。
- Exchange Server 2013ではロールは2つ。MBXとCAS。Edgeは現在無い。
- メールは「トランスポートパイプライン」を流れる。これは3つのサービスでできている。
- Front End Transport service: CAS上。ステートレスのProxy。基本的なフィルタ処理(コネクション、ドメイン、送信者、受信者)。ローカルにキューを貯めない。Transport serviceと通信する。
- Transport service: MBX上。以前のHUBと同等のことを行うが、直接メールボックスデータベースと通信はしない。Mailbox Transportと通信する。
- Mailbox Transport: MBX上。2つのサービスから成る。
- Mailbox Transport Delivery: Transport serviceからメールを受け、RPCでメールボックスデータベースに配信する。
- Mailbox Transport Submission: メールボックスデータベースデータベースからRPCでメッセージを取り出しTransport serviceへ投げる。ローカルにキューを貯めない。
- Exchange Server 2007, 2010とは異なり、2013のCASは規定の状態で匿名ユーザーからのメールを受信するように構成されている。
- 組織には4つの方法でメッセージが入ってくる
- Receive connector
- Pickup, Replayディレクトリ
- Mailbox Transport service
- Agent Submission
- Transport Agentは2013でも健在。2010のHUB用に書かれたものは2013でも動く。
- メールボックスもtransportサービスを持つため、全サーバーがDAGを認識して動作する。
- 配布グループを展開するのはメールボックスサーバー。
すべてのサーバーがトランスポートサービスを持ち、それぞれ明確に役割分担していますね。どちらかと言うとCASよりもMBXの方が色々メール周りの処理を行なっているというのは中々面白いところです。
コメント
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